2019年3月18日月曜日

2018年度 奥羽教区東日本大震災8年を覚えての礼拝

2011年3月11日午後2時46分 奥羽教区の教会・伝道所は大地震のため揺り動かされた。とりわけ太平洋沿岸(青森県、岩手県)の状況は、地震のみならず、大津波によって、町々、村々が壊滅的な状況となった。そのような中で、全国では15,897人の方々が亡くなられ、今もなお、2,534人の方々が行方不明です。また、原発事故による放射能被害で、今なお自分の故郷(自宅)にかえることのできない方々52,731人おられます。どんなに復興しているといわれても、今なお、多くの痛みが残っていて、簡単には復興と言えない現実の前に立たされています。。
 8年たったのにという声を耳にすることもありますが、あの時から時間が止まってしっまたままの方々がおられるのです。大きな声で復興という言葉は、何を意味しているのですか? 確かに防潮堤が完成することや嵩上げ地ができても、その土地に帰ってくることのできないという痛みを抱えて歩んでいる方々がおられます。確かに仮設住宅はすべてなくなり公営復興住宅に入居できても、新たな隣人関係を充分に作ることのできない方もおられ、中には孤独死を招いていることもあります。復興住宅での配慮は、仮設住宅の時の配慮のようにはいかなくなりました。
 奥羽教区は、毎年教区内各地区に「東日本大震災を覚えての礼拝」の開催をお願いして8年となりました。 
 この度、2019年3月11日を前後して奥羽教区内各地区において以下のように「東日本大震災8年を覚えての礼拝」が捧げられました。今回は参加者全員の祈りを小さな短冊に書き、つなぎ合わせて大きな祈りを輪としました。






北西地区 3月17日(日)午後2時五所川原教会を会場に48人が集い、多勢眞教師の説教で共に祈りの輪を作りました。



北東地区 3月10日(日)午後2時八戸小中野教会を会場に65人が集い、岩田雅一教師の説教で共に祈りの輪を作りました。



岩手地区(1) 3月10日(日)午後2時30分宮古教会を会場に41人が集い、上野玲奈教師の説教で共に祈りの輪を作りました。


岩手地区(2) 3月10日(日)午後2時30分千厩教会を会場に64人が集い、加藤直樹教師の説教で共に祈りの輪を作りました。



秋田地区 3月16日(土)午後2時八郎潟教会を会場に28人が集い、柳谷雄介教師の説教で祈りの輪を作りました。




各地区の会場教会 司式者 説教者 奏楽者 献金奉仕者に感謝いたします。また、共に祈りを合わすことのできた246人の方々に感謝いたします。この方々を送り出された各教会・伝道所に感謝いたします。