2014年10月16日木曜日

第29回奥羽教区社会問題セミナー    公開 脱原発講演会  2014年10月13~14日

毎年奥羽教区主催の社会問題セミナー 今年で29回を数えています。このセミナーの中で、教区総会の決議に基づき、原発事故の検証の一つとして、地域の方々への公開として脱原発講演会を開催しています。

10月13日~14日 盛岡の奥羽キリスト教センターに於いてセミナーを開催しました。今年の中心課題は性差別問題小委員会が担当し、講師として山口里子さんを迎えました。「いのち」を尊重し、繋がり合いながら生きるよう促されました。

また、13日16時30分脱原発講演会には 小森陽一さんをお迎えしました。なんと講演題は主催者側で指定しました。― 「脱原発と憲法」~3・11以降の在り方を問う ― です。特に第2次大戦後70年になろうとするこの国の歴史を振り返りつつ、実に整理された形で今日の安倍政権の欺瞞性を指摘されました。特定秘密保護法の可決 12月には施行しようとしていること、集団的自衛権行使も日米安保条約の範疇で米国への約束済み、さらには米国の原発産業の肩代わりを約束した政府の実態が、原発再稼働に突き進んでいることなどお聞きすることが出来ました。

お二人の講演は、そこに立つ者自身の不断の務めとして担うことを勧めておられます。小さな一歩を大切にしながら、御言に押し出されつつ、今語るべきことを語っていきたいものです。
 第1回講演
 夕食 交流会
 2日目朝の賛美 詩編88編をブルースで
 2回目講演



 講演会の様子
 小森陽一さん 実に具体的な語り口
 参加者の質問
参加者の質問

2014年10月12日日曜日

2014北日本「核と基地」問題ネットワーク 於 東北教区エマオ 多賀城・松島 女川原発 

北海教区・奥羽教区・東北教区三教区で北日本宣教会議を構成しています。宣教会議と北日本「核と基地」問題ネットワークを隔年で開催し、共同の宣教課題を担っています。
去る10月6~8日 東北教区エマオを主会場として「どこに向かうのか?~私たちは何を聴き、何を語るのか?~」 講師 新免貢さん 現地研修として①多賀城と松島の戦跡―多賀城海軍工廠跡と松島高城の地下工廠跡 阿部長喜さん 藤原益栄さん   ②女川原発の実態と課題 篠原弘典さん  北日本三教区および関係団体による活動報告がありました。

奥羽教区から 邑原宗男教区総会議長 松浦裕介教区総会書記 江戸清常置委員会(社会委員長) 久保征紀常置委員(社会委員) 岩田雅一核燃料サイクル問題小委員会委員長が出席しました。

多賀城の海軍工廠跡はいろいろ課題を今日に残していますし、まして地下工廠跡ではその劣悪さと、現状では地下洞穴を掘って海軍の直轄工場として進めなければならない戦争の愚かさを示すものとなっていました。
女川の津波被災の状況の激しさに、同じ被災者として導きを祈るばかりでした。
女川原発への一本道では、何か起こった時の避難路がありません。地域の人の安全は確保されていないも同然でした。

フクシマへのオプションとして、小高、浪江を訪問しました。
日中入ることのできた小高教会は、地震と同時に避難させられたためにその当時のままの状況がわかるほどでした。おそらく地震で落下して止まった時計が象徴的ですし、3年7ヶ月を経ているため、屋内にも葛の蔓が入り込んでいました。滑り台の滑り降りた場所は放射線のレベルは高くなっていました。
浪江教会をも訪ねようとしましたが、国道6号を走ることはできても、脇道へは警備の方によって止められました。
 受付
 講師 新免貢さん
 参加者
 多賀城海軍工廠火工部跡
 松島高城 海軍工廠地下工廠跡
 地下工廠の中  洞穴の一部は崩落しています
 女川の津波被災  横倒しのビル
 反原発 脱原発の看板
 女川原発を見ることのできる対岸から
 女川原発の背に
 奥羽教区の報告をする岩田雅一さん
 オプション 小高教会を訪ねる 日中は入ることのできる地域
  2時46分地震の時落下したのでしょう 9時側がへこんでいます
2時44分 (時計は2分ほど遅れていたのでしょうね)
 側溝や滑り台下などの放射線レベルは高い
 浪江は脇道に入ることが出来ません
 この警備の人たちは大丈夫なのでしょうか
国道6号は多くの自動車です。

2014年10月6日月曜日

第39回教団総会奥羽教区選出議員懇談会2014年9月30日

来たる2014年10月28~30日池袋のホテルメトロポリタンにおいて第39回日本基督教団総会が開催されます。去る9月30日奥羽キリスト教センターにおいて、そのための準備を教区常置委員会にとして教区選出議員に教団総会議案について説明し問題課題の共有する機会をもちました。
所謂法定議案のうち予算については、全国財務委員長会で説明されたことに基づいて財務委員長が説明しました。
また常議員会提案の伝道資金制定についても全国財務委員長会での伊藤瑞男委員長の説明報告は、いわゆる教区活動連帯金受給教区にとっては安心や納得いくものではないこと。また反対を表明する教区もありますが、議案の扱い方によっては、教区の財政の大きな課題となるものです。教区活動連帯金は奥羽教区教師謝儀互助会計を支えているものだからです。慎重にまた重大な決議をすることになります。教団総会まで充分な準備の時を持ちましょう。